あなたが思いついたビジネスアイデアやプロダクトアイデアを高く売るための方法

「これはいい!」と確信できるようなアイデアが、頭の中にふと浮かぶことがあります。それは新しい商品であったり、サービスであったり、ビジネスアイデアだったり、人によって様々ですが、どんなに素晴らしいアイデアであっても、あなたの頭の中に置いておくだけでは何も始まりません。

頭に浮かんだ状態から、『アイデアを形にし、売る』ためには一体どうしたら良いのでしょうか?

今回は、そんなときに使えるあなたのアイデアを売る方法をご紹介していきます。

アイデア

1. アイデアを『他人に見せられる具体的な計画に変換する』こと

アイデアというのはいわばダイヤモンドの原石です。

「このアイデアは売れそうだ!」と自信があったとしても、冷静に分析してみると、足りない部分が見つかることはよくあります。そこで、まずは今売りたいと考えているアイデアについて、実現可能かをチェックしてみましょう。

もし、中途半端な状態で売り出したなら、それはあなたの信用を下げてしまうことになります。成功したいのならば、ある程度の計画は必要です。見切り発車でスタートした場合、失敗を犯した時にどうしたら良いのか行き詰ってしまうことがありますが、計画を立ててからスタートした場合では失敗からの修正が容易になります。

一見遠回りに見えますが計画はアイデア実現への近道ですから、ビジネスアイデアの場合、

  • そのアイデアで、何が実現できるのか?
  • 必要なものは何か?
  • 実現するまでにどのくらいの時間がかかるのか?
  • 誰が顧客か?
  • 集客、広報、宣伝はどうするのか?

など、あなたの頭の中にあること思いつく限りのすべてを一度書き出し、プランを入念に練り上げます。このようにまだ枠組みができていない段階では、ブレインダンプやマインドマップを使うと、作業効率が上がります。

そして、アイデアについて何を聞かれても返せるようになれたなら、顧客も安心してこの人からなら買ってもいいかなと思うことでしょう。ウェブサイトがあるならば、他のどこよりも商品やサービスについて詳しく書いてください。

また、信頼のおける誰かにレビューしてもらうとより効果的です。自分では気づかなかった部分のわかりずらさを指摘してもらえるからです。アイデアを買うのは自分以外の人間ですから、自分がどれだけ良いと感じていても、他人にその価値が伝わらなくてはまったく意味がありません

アイデアは『他人が見えるカタチで具体的なモノにすること』でお金に変わっていきます

2.『なぜ、あなたから買わなければいけないのか?』を明確にすること

なぜか?

アイデアがあなたの頭の中だけでなく、他の人に見せられる形になってきたら、次は他の同業者と自分との違いを探していきましょう。

世の中には似たようなことを考えている人がいるものです。

同じ商品やサービスが同じ価格帯であった場合、

『顧客は、販売している人間を見て購入するか否かを選択する』

ことになります。そこで、このアイデアは自分でしかできないという部分を前面に出していくことで、あなたから買う理由が生まれます。

これはアイデアだけに限ったことではありません。

アイデアをプレゼンする前に、人はまずあなたがどんな人なのかを確認したくなるものです。そのため、名刺や社名、ロゴやパンフレット、ウェブサイトなどに自分らしさを出し、興味を持ってもらえるような工夫が必要となります。

ありきたりな会社名と商品説明であるよりも、目を惹くデザインの中に、どうしてこのアイデアが生まれたのかというストーリーを添えるなど、常にどうしたら相手に“気になる”と思ってもらえるのかを考えると良いでしょう。

3.あなたが、『買ってくれれば誰でもいい』と思っていたとしたら、あなたも相手からそう扱われることになる

アイデアを売り出していくにあたって、不特定多数に宣伝をしている人がいます。下手な鉄砲も数打ちゃ当たるの精神なのでしょうが、これははっきりいって時間の無駄です。さらに、それを目にした人は不特定多数へとアプローチしていることに気付きますから、結果としてあなたの価値を下げることにもつながりかねません。

まずは、『あなたのアイデアを必要としている人はどこにいるのか』、その人に届く宣伝の方法はどれが最適なのかを考えていきましょう。

例えば企業相手に新しく開発した商品を売りたいような場合では、一目でアイデアの魅力が伝わるパンフレットや会話術、担当者を知る人とのつながりがあれば成約に結び付きやすくなるでしょう。

逆にインターネットを通じて商品やサービスを提供するような場合では、メールでのアプローチが良いのか、それともFacebookやTwitter などのソーシャルメディアを最大限に利用することが良いのか、自分のウェブサイトを魅力的にする必要があるのかなど、伝える方法は相手によって様々です。

伝え方も相手によって大きく変わりますから、何パターンか用意しておくと使い分けることができ効率的です。

『人は、自分にとってプラスになると思ったものを購入します』

これが購買行動の原則です。そのため、

『このアイデアのこの部分が、こういう人にとってプラスになる部分です』

ということを重点的に伝えていくことで、“気になる”から“欲しい”へと変えていくことができます。詳しくは、人が行動する欲求状態を判断できるOATH(オース)の意識レベルも読んでみて下さい。

4.相手が必要としているものを、必要なタイミングで提供すること

Giving boy

見込客へとアプローチをしていく中で、思うように成果がでないことがあるかと思います。その時は一度立ち止まり、相手のことをちゃんと見ているかを確認してみてください。

理想的な見込客に出会えたとしても、性別、職業、年齢、性格や状況によって、必要としているものは千差万別です。杓子定規的、マニュアル的に考えていては、相手に共感してもらうことは難しくなります。

相手の趣味や性格がわかっている場合、まずはその部分から共通点をみつけましょう。その人のために伝えたいと考えた言葉や文章は、文面ににじみ出てきます。そして、それを読んだ相手も「ここまで思ってくれているのだ」と嬉しくなるものです。

こうして一つ一つの出会いを大切にしていくことで、顧客とはならなかった場合でも、困ったときの助けとなったり、誰かを紹介してくれるきっかけとなったりするケースはよくあります。

自分の価値を高めるためにも、相手にあった提案を心がけていきましょう。

また、相手に頷いてほしいけれどその方法が分からない場合には、まず相手についてたくさん知ってください。どんな人物であるかを知り、自分がその人になったつもりで、考えてみましょう。ビジネスにおいては自分の個性も大切ですが、それよりも重要なのは、

『相手へ思いがきちんと伝わること』

です。

うまくいかない時は、自分はこう思うという考えをちょっと横に置き、「こうしたら相手が喜ぶだろう」といった気持ちで接していくことが大切です。

『自分が得ることを優先するのではなく、自分が相手に何を与えられるか』

にフォーカスしましょう。このちょっとした違いが、大きな差を生み出します。

5.世の中や相手の『状況』に応じて、アイデア自体を変えること

Steven Paul Jobs アイデアは変容し成長する

アイデアが浮かんだ時、そのアイデアはその時点で最高のものであったでしょう。

しかし、時代の変化や次々と新しい商品やサービスが売り出される外部環境の変化によって、斬新さを失ってしまったり、競合が増えてしまったりということはよくあります。

世界中で売れたベストセラーの本であっても、ある一定の地点で売上は必ず停滞します。そこで、続編を書いたり、映画化をしたりと他の方法を考えていくこととなります。これと同じように今のアイデアについても、今の状態に合わせて見直していきましょう。

場合によっては、内容そのものを変えることも必要です。できあがったものを変えていくことは勇気のいることですが、これが行えるようになることで、アイデアを違う形へと変え、関わる人を広げていくことができます。

浮かんだアイデアを大切にし、状況に合わせて上手に変化させていきましょう。宣伝の方法や、商品やサービスのネーミング、商品説明を変えるだけで驚くくらい売上伸びたという成功例もたくさんあります。

ぜひ、アイデアを売る過程で思いついたアイデアを、試してみてください。

その経験が、大きな財産となっていきます。

さいごに

あなたのアイデアや商品、サービスの良さ、自分の良さを知り、自分自身が一番のファンでいることを心がけましょう。本当にそのアイデアの価値を信じている人間が時間と労力を費やし行動することで、はじめのアイデア以上の価値が生まれるのです。

そして、あなたがアイデアから育てあげたものを見た人の中から、『それ、欲しい!』と手を挙げる人が現れてくるのです。

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Author: hadmin

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