どれくらい賢いんだろう?
アップルのSiri、グーグルのGoogle Now、マイクロソフトのCortanaに続く、新たなプレーヤーの参入です。フェイスブックは本日、人工知能を利用したパーソナルアシスタント「M」を発表しました。
以前にはMoneypennyとして報じられたこともあるMですが、その特徴は人工知能を利用していること。さらにこの人工知能は人力によって訓練、指導されています。つまり、単純な機械検索や人工知能よりも私たちの気持ちを読み取れる、賢いパーソナルアシスタントになるみたいです。
Mへの質問はメッセージアプリのMessenger上で会話形式で行ないます。また時には、Mがユーザーに選択肢を投げかけることで、ユーザーの要求をかなえることもあるんです。
ユーザー「友達に子どもが生まれるんだけど、プレゼントは何がいいかな? 服やおもちゃ以外がいいんだけど」
M「靴なんかいいんじゃない?」
ユーザー「お、それいただき!」
ユーザー「来週シカゴに行くんだけど、いいハンバーグ屋はない?」
M「このレストランなんてどうよ?」
M「予約する?」
ユーザー「イイね!」
こんなふうに、Mはあなたの代わりに物を買ったり配送したり、レストランや旅のチケットを予約したりすることができるんです。まさに、手のひらの中の秘書さんって感じですね!
Mは今後サンフランシスコの一部のユーザーを対象にテストを開始する予定です。Messengerアプリさえあればプラットフォームを選ばずに利用できる、フェイスブックの「M」。パーソナルアシスタント業界の意外な伏兵になりそうですよ。
source: フェイスブック via 9to5Google、The Verge
(塚本直樹)